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日本最大級の営業の大会「S1グランプリ2022」に出場した話

第6回 S1グランプリ 2022

負けた。気持ち良く完敗した。

残った事実だけ話すと1回戦で戦った笹田さんに敗れて、僕の挑戦は実質3分で終わった。それでも、その瞬間まで真剣に向き合い、仕事や営業とは何かを自分に問いかけたこと、なぜ挑戦するのか考えたことは一生の宝物になった。

2022年11月19日、土曜日に開催された日本最大級の営業の大会「第6回、S1グランプリ」に出場した視聴申込は2000人を超え、オンラインで全国の営業マンが見ていたと想像する。これからアーカイブで動画を見る人もいるだろう。

S1グランプリとは日本一の営業パーソンを決定するイベント。今日のために作った資料はボツになったもの含めて100枚を超えており、プレゼンの練習も100回以上は行った。

※資料は視聴登録した方にプレゼントされますのでこれを拡大して見る必要はありません。

緊張で眠れない夜を2週間は過ごした。そんな自分が挑戦者として大会に出たことには理由がある。

40歳を超えたときに「1日1回は大爆笑すること」「1年に1回以上、必ず記憶に残る体験をすること」の2つを決めており、今回はその後者を達成するためだった。

時間は4ヵ月前の7月にさかのぼる。Twitterを見ていたらタイムラインで挑戦者募集の投稿を見かけて応募。結果的にファイナリスト6名の1人に選ばれて本選に出場することになった。

S1グランプリへの出場体験を踏まえて、次回の大会があれば挑戦者として出場することを強くお勧めしたい。理由は3つ。「①自分と向き合うことができる」「②成長する」「③素晴らしい仲間と出会える」

応募する場合は下記、運営代表の古瀬さんにDMを送ってください
https://twitter.com/salesdesign2018

自分の話

大勢の前で話をすることに苦手意識がある。ただ、講演の登壇を進んで受けるようにして何度も行い場数を踏んだ。それでも緊張する。要するに失敗したくない、自分を良く見せたい気持ちが存在した。

話をするときに「えーと、あのー」というフィラーワードが出てしまう。何度練習しても出る。それでも極限まで減らしたが当日は10回を超えてた。

自分の強みは「SNS(Twitter)×営業」。Twitterのことを話し出すと研修みたいになってしまい、ストーリー性が無くなり、人の感情に訴えかけることが出来なくなるということ。

心を動かすには自分の心が動く話をする必要があると考えていたため、Twitter含めたSNSを始めたきっかけや試行錯誤、苦難を資料に書いて言語化していった。

当日までの話

8月にS1支援というFacebookグループが作られ、10月以降は毎日そこで決定事項、準備することのやり取りが行われた。僕を担当してくれたのは横尾さん、吉武さん、佐藤さん。

週1でオンラインミーティングを行い、何を話して何を話さないか、資料の構成を一緒に考えてくれた。忖度のない意見が凄く気持ちよかった。「この流れでは勝てない」「伝わりにくい」「自分の良さが出ていない」と何度もアドバイスをもらった。夜22時過ぎから日付をまたぐことも多くあり、感謝しかない。

コロナの影響もあり15キロ太っただらしない身体(63→78キロ)の自分。少しでも痩せようとジムに入会し6キロ落として72キロにすることができた。妻と一緒にトレーニングに行ってた。

ヨガセラピストの妻は、僕が眠れるまで毎晩マッサージしてくれてた。活力に繋がる睡眠を確保してくれようと一生懸命で感謝しかない。

戦略の話

今回の流れは下記となっていた。

1回戦「3分プレゼン」:視聴者投票(6人→3人)
準決勝「7分プレゼン」:審査員投票+視聴者投票(3人→2人)
決勝「ロープレ」:審査員投票+視聴者投票(2人で対決)

この仕組みが面白かった。7分を勝たなければ決勝に出られないので、話のピークポイントを7分で設定すると、3分が弱くなりそこで敗ける。

さらにロープレでは3つの抵抗がある。1つは公開されているが残りの2つは当日、その瞬間にしか突如投げかけられる質問。

作り方としては7分を作り、その要約を3分にする構成にした。さらに1回戦は視聴者投票で決まるため、次が見たいという形にする必要があった。

営業の良さを伝えることのも大切だが、勝負は勝負。勝つためには誰が審査するのかを明確に考える必要があった。

つまり、3分は次が見たいという形、7分プレゼンは自分の営業の中で「顧客思考」と「オリジナリティ」を言語化して話す必要があった。

前日リハーサルの話

11月18日金曜の17時30分、収録が行われる六本木の高層ビルに向かった。広すぎて入り方がわからず、担当者の横尾さんに電話し玄関まで迎えにきてもらった。

前日に場所を見ておくのは大切ということを学んだ。空間、機材設置場所など含め予想外のことに対応できるよう前日に下見にいくのが大切。

エレベーターに乗り会場に入る。想像を超えた景色だった。一言で表すならテレビで見るテレビ収録の現場。カメラ映像、音声チェックが行われており、現場はバタバタしていた。

弁護士ドットコムの橘さんと一緒にリハーサルを行った。1回戦で敗けてしまうと準決勝の7分プレゼンを話すことができないため、それを収録した。申し込んでくれた方々に後日見てもらうためのもの。

人が少なかったのもあり、頭はうまく回転し理想の形で話ができた。「明日、イケるな」と手ごたえを感じてリハーサルを終えた。

自宅で資料の最終調整、プレゼンのトーク練習を何度か行った。2時にベッドに入ったけど、眠ったのは4時頃だったと思うのは自分の幻想。妻に確認すると速攻で寝ていたので2時に寝た。

当日の話

朝、8時40分に家を出た。外は少し肌寒い気温で透き通るような青空。タクシーに乗って現場に向かった。

エレベーターを降りたところから挑戦者全員にNHKのカメラがつき密着取材を受ける。控室、トイレまで密着となった。さすがにトイレのときは外で待っていてくれた。

現場はテレビ取材が入っていたため、リハーサルのときよりパワーアップされていてカメラの台数は40台以上。現場には50名以上の関係者がいて、リハーサルを行っていた。※広い空間でコロナ対策はしっかりとしていた

挑戦者の人の過ごし方はそれぞれだった。自室で淡々と練習する人、リハーサルを見てる人と様々。僕は練習したり、ウロウロしたりしていた。

全体リハーサルが始まり、会場に入る。ステージに立つと前日とは全く別の空間が存在した。前日リハーサルのときと違ったのは熱気と緊張感だ。正直に思ったことは「ここで話すのか…無理かも。帰りたい」だった。

リハーサルが終わり、昼食を挟んで本番が13時から開始。

僕はトップバッターなので13時30分から出番となる。呼吸が浅くなり、心拍数が上がってくる。高まる緊張感を「練習」で断ち切ろうとしていた。

さあ、本番。「出番です。お願いします」とお迎えがきて控室からステージに向かう。ステージ横に立ったとき緊張がピークに到達した。深呼吸と水を飲んでごまかす。

ステージに立つ。グングン上がる心拍数と大量の手汗を感じた。一言目を発したあとは身体と口が勝手に動いてくれた。心の中で練習しておいて良かったと思う余裕もあった。フィラーワードは出ていたが伝えたいことは伝えられた。成功した。

関わった全員が仕事や営業に対して真剣に向き合う人たちばかり。最高の出会いがあった。挑戦しなければ出会うことが出来なかった人たち。年齢問わず、凄い人がたくさんいて楽しかった。まだまだ自分の世界が小さいことを知った。

そして、2022年の強烈な思い出になった。

一緒に戦った挑戦者、運営の方々、審査員の方々、あの場所にいた全ての方、それを見てくれた視聴者の方、関わった人たち全員で作ったイベント。そこで話ができたことを光栄に思いながらこの記事を書いている。


今は感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。次の挑戦先を今日からまた探そうと思います。

営業します

僕も営業マンなのでこれを読んだ方々に営業をさせて頂きます。

私自身はSNSのビジネス活用支援(Twitter、インスタ&TikTokのショート動画)を行っています。経営者、採用&広報&営業でSNSをもっとうまく活用することに興味のある方は、TwitterかFaceBookでメッセージを下さい。どのようなものか体験コンサルを行うことが可能です。

https://twitter.com/OKU_MAYA
https://www.facebook.com/shinya.okuyama.9

また講演の登壇も受けていますのでそのご相談もお待ちしています。

最後に

S1グランプリで関わった方々を紹介します。

■優勝者
営業ハック:笹田さん
https://twitter.com/sasada_36
https://hiroshi-sasada.com/

■準優勝
パーソルキャリア:岡本さん
https://twitter.com/Tetsuya_persol

■3位
キャリアデザインセンター:番井さん
https://twitter.com/Vaaan91

■ファイナリスト
弁護士ドットコム:橘さん
https://twitter.com/d_ta2bana

RevComm:川口さん
https://twitter.com/kawaguchi_sales

エムフロ:奥山(オクシン)
https://twitter.com/OKU_MAYA

■審査員の方々
ソフトブレーンサービス:野部さん
https://twitter.com/nobetake

morich:森本さん
https://twitter.com/morich_Corp

アタックス・セールス・アソシエイツ:横山さん
※ベストセラー「絶対達成」シリーズ著者
https://twitter.com/nyattx

ウイングアーク1st:久我さん
https://twitter.com/atsukikuga

ロボコム:天野さん
https://twitter.com/amanotch_ch

ウィルゲート:吉岡さん
https://twitter.com/seoamigo

■司会
セレブリックス:今井さん
https://twitter.com/M_imai_CEREBRIX

問話デザイン:小林さん
https://twitter.com/chinatsu_toiwa

■運営の方々
セールスギルド:古瀬さん
https://twitter.com/salesdesign2018

横尾さん
https://twitter.com/daichi1987

SALES ASSET:吉武さん
https://twitter.com/riki_salesman

ユームテクロノジージャパン:本橋さん
https://twitter.com/motohashi0731

小田原社中:佐藤さん
https://twitter.com/kokushikan6935

PHONE APPLI:渡辺さん
https://twitter.com/kyohei__2021

岩本宇央さん

■関係者の方々
ジェイプラン:粂川玲(ヨガセラピスト)
https://www.facebook.com/rei.kumekawa

パーソルキャリア:岩田さん
https://twitter.com/nodoka_iwata

※「自分がいないぞ!」「名前間違ってる!」など誤りがあったらご指摘頂けると幸いです